Sports Mouthguards 
 スポーツマウスピース 

スポーツマウスピース(マウスガード)とは?

スポーツマウスピース(マウスガード)とは?

スポーツマウスピース(マウスガード)は、多くのコンタクトスポーツで広く使用されています。

強打による衝撃を和らげる効果があり、装着していない場合には歯が折れたり唇・舌・顔面などを負傷したりすることがあります。また、装着によって脳震とうなどの発生率や重篤度を低減させることが報告されています。

マウスピース装着が義務化されているスポーツ

スマウスピース装着が義務化されているスポーツ
  • アメリカンフットボール
  • 高校ラグビー
  • ボクシング
  • キックボクシング
  • 女子ラクロス
  • 極真空手
  • アイスホッケー
  • インラインホッケー

スポーツマウスピースの効用

現在、スポーツ界ではスポーツマウスピースの重要性に注目が集まっています。オーダーメイドのスポーツマウスピースを装着することによる効用は、主に以下が挙げられます。

  • 外れにくい・呼吸しやすい・気持ち悪くない
  • 歯牙の破折・磨耗・脱臼の防止効果
  • お口の中の裂傷防止
  • 顎や顎関節の保護および衝撃の緩和
  • 脳震盪・脳神経系および頸部損傷の予防効果
  • バランス感覚の向上・筋力アップなどの効果

スポーツをするにも体の健康が大切。そこで「事故防止」という観点で興味深い調査があります。

アメリカADA(障害を持つアメリカ人法)の報告によると、アメリカ国内のスポーツ全般で試合中にスポーツマウスピースを装着することで、年間20万件以上のお口に関するケガを防げているという報告があります。

また、アメリカの中高生のフットボール選手2,470名を対象に、マウスピース装着者群と非装着者群にわけて、お口のケガの発症率を調査した報告も。下記データからもわかるように、マウスピースを装着していた選手群(2,167名)では、ケガの発症率は4%でしたが、装着していなかった選手群(303名)では53%の選手がお口のケガを発症していました。

スポーツマウスピースの効用

完成までの来院回数は?

当院で作製するスポーツマウスピースは、2回の来院、トータル3〜4週間ほどでお渡しすることが可能です。1回目の来院時に歯型をとり、2回目の来院時にスポーツマウスピースをお渡しします。

一度作ってしまえば、そのままでいいの?

マウスピースは、一度作れば一生使えるわけではありません。それどころか種目や個人の噛み癖などによっては、1シーズン持たない場合もあります。

ラグビーやサッカーは基本的に1シーズン持ちますが、空手やボクシングといった格闘技では、スポーツマウスピースの寿命は短いといえます。逆に、ゴルフや野球では2年持った例もあります。

長持ちしている場合でも、1年に1回は当院にスポーツマウスピースを持参いただき、すり減りや破損についてチェックを受けることをおすすめします。とくに成長期のお子さまは、顎の大きさや歯並びが成長と共に変化するため、必ず2~3ヵ月に一度はチェックを受けましょう。

また、日頃のお手入れについては、使用前と使用後には水ですすぎ洗いを行なってください。そして、使用前には歯磨きをきちんとしましょう。

保管の際は、通気口が開いている頑丈なケースに収納します。マウスピースの変形を最小限に抑えるために、熱湯・熱くなっている物の表面・直射日光など高温になる場所などには置かないよう注意してください。

「市販品」VS「歯科医院によるフルオーダーメイド」

スポーツマウスピースは、スポーツ用品店などでも販売されていますが、ずれたり外れたりするケースが多く見受けられます。これでは発音がしにくいばかりか、いざというときにお口の中を守るなどの機能を果たせません。

また、噛み合わせを考慮していないスポーツマウスピースは、顎の関節を悪くしたり、プレーに集中できなかったりと、不都合な事態が多く生じます。そして、噛み合わせ部分の厚みが薄い商品の場合、短期間で穴が開くケースが多く、オーダーメイドで作られるスポーツマウスピースと比べて、お口の保護能力は10分の1といわれています。

当院は、歯を削ったり詰め物をしたりするだけの歯科医院ではありません。当院で作製するスポーツマウスピースは、しっかりと食いしばれるよう設計していて、安全で体のバランスの向上や筋力アップにもつながり、競技の種類によっては、競技能力の向上が認められる場合もあります。

保護者・指導者・選手の皆さまへ

赤ちゃんのお口のケアについて

失った歯は二度と戻ってきません。また、脳震とうは、記憶力減退・計算力減少・人格変化を起こす可能性があります。スポーツマウスピースはこれらの危険性を最小限にとどめることに役立ちます。

「競技人生」より「人生」は遥かに長いものです。歯そして体のダメージを極力避けて、競技人生後の生活を快適に送るための保険として、スポーツマウスピース(マウスガード)を当院で作製することを強くおすすめします。

スポーツマウスピース(マウスガード)の作製・使用にともなう一般的なリスク・副作用

  • ・内容によっては自費(保険適用外)となり、保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
  • ・使い続けていると裂けたりすり減ってくるなど、傷みが生じます。
  • ・成長などお口の環境の変化により、合わなくなることがあります。
  • ・傷んだり合わなくなったまま使い続けると、パフォーマンスが下がるだけでなくけがのリスクも増えるので、定期的に歯科医師のチェックを受けてください。

アクセス Access