入れ歯・ブリッジ|患者さまに合わせたチーム医療を実践し、予防・メンテナンスに尽力する八王子・日野のか強診、多賀歯科医院
厚生労働省認定 かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所
歯科外来診療環境体制認定施設
9:30~13:00/14:30~18:30
木・日曜、祝日 祝日がある週の木曜は診療します。
入れ歯(義歯)は、食事をおいしく・楽しく食べるためだけの道具ではありません。あなたに合った入れ歯を装着するだけで、アンチエイジング効果・認知症予防・体の健康などにもつながります。
そのお手伝いを私たちにさせていただきたいと思います。
当院では、金属を使った入れ歯(チタン・コバルトクローム・ゴールド(18K))以外にも、それぞれ特徴ある多種類の入れ歯を扱っています。
「見た目が気になる」「痛いのが我慢できない」「外れてしまう」など、患者さまによって入れ歯の悩みはさまざまです。その悩みを患者さまが満足されるレベルで解消させるためには、昔から存在している一般的な入れ歯だけでは十分ではありません。
そこで、当院では一般的な入れ歯以外にも、機能性が実証されているさまざまな入れ歯をご用意しています。
金属のバネが見えるのが嫌な方をはじめ、ぴったり密着した入れ歯を望まれる方や、よく入れ歯が壊れて困っている方などにおすすめしているのが、左図の金属のバネがない入れ歯です。ノンクラスプデンチャーともよばれます。
当院が採用しているのは、「フレキサイト義歯」とよばれる金属のバネがない入れ歯です。保険診療の入れ歯よりも薄く作れるため、装着感が良好で違和感が少なくなるのも特徴です。
見た目も機能性も追求したい方には、磁性アタッチメント義歯やリーゲルアタッチメント義歯、テレスコープ義歯がおすすめです。
磁石の力を利用して入れ歯を固定させます。簡単にこの入れ歯の特徴をご紹介します。
金属のバネを使わないため、入れ歯を装着していることに気づかれにくいのです。
磁石で固定させているため、簡単に取り外しができます。
強力な磁石を使っているため、動きにくく、外れにくいのです。また、磁力は半永久的に機能するため、取り替えなどの必要はありません。
シンプルな構造のため、お手入れは普通の入れ歯と変わりません。
金属のバネのついた入れ歯の場合、取り外しの際に、バネをかけている歯に負担をかけてしまいます。この負担は、抜歯するときにかける力と同等で、着脱を何度も繰り返すと、最終的にはバネをかけている歯も失ってしまう可能性があります。
リーゲルアタッチメントは、一般的な金属のバネを使った構造の入れ歯ではなく、支えとする歯に負担をかけない構造となっています。
また、「外れる」ことも構造上考えられず、一般的な金属のバネを使わないので「見た目」が非常に良いのが特徴です。
テレスコープ義歯(コーヌスクローネ)は、残っている歯に金属冠を被せ、その上から入れ歯を装着します。
物を噛む能力が高く、金属のバネが必要ないため見た目も良いのが特徴です。技術的に製作が難しいため、この入れ歯を提供している歯科医院は多くありません。
チタン・コバルトクローム・ゴールド(18K)を使った入れ歯がおすすめです。
これらの材料の長所は、保険診療のプラスチックの入れ歯と比べて「薄く」できているうえに「壊れにくい」ことです。
また、これまでご紹介してきたさまざまな入れ歯とも組み合わせ可能で、それぞれのメリットだけ取り込み、より良い入れ歯を生み出すことができます。
入れ歯は非常に精密な創造物です。緻密な計算のもと、1つ1つのステップを丁寧に進めていかなければ、良い入れ歯は決して作れません。
当院で採用している製作工程でのポイントを2つご紹介します。
シリコン印象材とは、お口の型を採取する工程で利用する材料です。入れ歯を作る初期工程で利用し、この工程がうまくいくかどうかで完成物の良し悪しが決まります。なぜかといいますと、ここで採取したお口の型をもとに模型を作り、入れ歯を作製していくためです。
そのため当院では、精密にお口の型をとることができる「シリコン印象材」を利用し、2回にわけて型取りを行なっています。
フェイスボウトランスファー・チェックバイトとは、患者さまに合った理想の「噛み合わせ」を探る工程です。この工程で探り出した噛み合わせを咬合器上に反映させ、入れ歯を作製していきます。入れ歯作りにおいて非常に大切なステップとなります。
適正な噛み合わせは、入れ歯を安定させます。逆に、噛み合わせがずれているとさまざまな不具合が生じます。そのため、この工程をいかに精密に、そして時間をかけて行なうかが、良い入れ歯を作るうえで重要なのです。
入れ歯は歯科医師1人で作るものではありません。歯科技工士という方とともに作り上げていきます。
当院では「共栄デンタル・ラボラトリー」という歯科技工所と提携しています。精密な作業に定評があり、毎回技術力の素晴らしさには感嘆させられています。当然、患者さまからの評判も良く、安心して任せられる歯科技工所です。
保険診療の入れ歯はプラスチックで作られているため、厚みがあり、お口にぴったりとフィットしない場合があります。
一方、自費診療で入れ歯を作製することも可能で、当院では精密にお口の型をとることができる「シリコン印象材」を利用しています。患者さまのお口に合わせて精密に作製していくため時間がかかりますが、密着性が高く、保険診療の入れ歯と比べて使い心地に大きな差を感じられると思います。また、自費診療の場合は歯の部分もセラミックなどの材料を選択できます。
歯科治療でのブリッジによる治療とは、歯を失った部分を補う人工歯を、歯の残った両隣の歯で支えて補う治療です。橋渡しのような治療のため、ブリッジとよばれています。
ブリッジによる治療を行なうためには、土台となる歯が必要です。そのため、連続して複数の歯を失っている場合には、ブリッジによる治療ができない場合もあります。
また、複数の歯を連続して失った場合は、その治療部位や本数によっては保険診療にならない場合もあるため注意が必要です。
金属を使用したブリッジは、見た目がほかの部分と比べて目立ってしまい、審美性に問題があります。また、時間が経つと金属成分が溶け出してしまい、歯肉に着色してしまう場合もあります。そして、金属の劣化により、ブリッジの土台となる歯が虫歯になるリスクもあります。
一方、自費診療となりますが、セラミックやメタルボンドなどの材料は、金属を使用したブリッジで挙げたようなデメリットがなく、審美性も高い点が特徴です。種類がいくつかあるため、治療する部位や材料の特徴を踏まえて選択すると良いでしょう。
当院では治療法の選択肢や、被せ物の材料などの説明を行なっているので、カウンセリングなどを通して決定していただければと思います。
また、歯を失った際の治療法は、ブリッジのほかにもインプラントや入れ歯という選択肢もあるため、それらも含めた検討を行なうことが重要です。